読書と旅行

読書と旅行が趣味です。読んだ本の記録と、旅行記を載せていきたいと思います。

2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

十三湊「ちどり亭にようこそ〜夏の終わりのおくりもの〜」

季節ごとの食材を使ったおいしそうな料理と、お弁当を作る人がどれだけ気をつけ、丁寧に作っているかが描かれており、読むと丁寧に暮らしてみたくなる本でした。

歌野晶午「世界の終わり、あるいは始まり」

さまざまな想定のシナリオが描かれていましたが、どれももし自分の子供が犯罪に関わっているとしたら、こうなってしまうのではないかとリアルに思えました。

吉永南央「糸切り 紅雲町珈琲屋こよみ」

シリーズ第4弾で初めから読んできているので、お草さんにも愛着が湧いてきて、お草さんが厄介ごとに巻き込まれるたびに心配になります。ただ、厄介ごとがなければお話にならないので仕方ないです。

加納朋子「コッペリア」

この作者の初の長編ミステリだからか、人間関係が途中分からなくなりそうになったりしましたが、人形がはなつ怪しげな雰囲気が最後まである作品でした。

中町信「模倣の殺意」

二つの物語が展開していき、どう交差していくのかと思いつつ、違和感を感じつつ読み進めました。読みにくいと感じることもありましたが、ラストの仕掛けはミステリらしいと思いました。

大倉崇裕「福家警部補の再訪」

古畑任三郎と同じく、倒叙ものの作品。どの話も面白く、そこに気がついて犯人が特定されるのか、と納得しながら読みました。この本を読んで、あまり見たことがない刑事コロンボが見たくなりました。

有栖川有栖「マジックミラー」

双子、時刻表などトリックのにおいがぷんぷんするお話で、この人が犯人では、と思いながら読みました。結果犯人は当たってましたが、最後の締め方は意外でした。