読書と旅行

読書と旅行が趣味です。読んだ本の記録と、旅行記を載せていきたいと思います。

2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

柴田よしき「紫のアリス」

この作者の作品では、猫探偵正太郎シリーズなどが好きだったため、そのようなお話なのかと読み始めたら、雰囲気の違う作品でした。以前にも書きましたが、記憶が正しいかどうか分からない、というのはとても恐怖なことだと思いました。

椹野道流「ローウェル骨董店の事件簿 センチメンタル・ジュエリーの謎」

作者の方は監察医でもあるとのことですが、なぜわざわざこの時代のイギリスを舞台にした小説を書いたのでしょうか。イギリスに深い関わりがある方なのでしょうか。お話としては楽しく読みましたが、不思議です。

高野和明「グレイヴディッガー」

誰が敵か味方か分からない、命がけでギリギリ逃げる、ハリウッド映画のようなサスペンス小説を久しぶりに読みました。割と厚めの本でしたが、さらっと読めました。

山口幸三郎「探偵・日暮旅人の忘れ物」

シリーズ第三弾。前作までは、各登場人物の背景が分からず、なぜそんなことをするのか、理解が難しいところもありましたが、今作ではその背景が説明され、より楽しめるようになりました。

太田忠司「奇談蒐集家」

数年前に一度読み、面白かったため何となく取っておいた本。内容をほぼ忘れてしまっていましたが、やっぱり面白かったです。幻想的な話に現実的な解釈をつけるお話。最後のオチまで意外な展開でした。

東川篤哉「中途半端な密室」

安楽椅子探偵ものの短編集。どのお話もコミカルな中にもきちんと推理が入っていておもしろかったです。

高里椎奈「悪魔と詐欺師 薬屋探偵妖綺談」

繋がりがあるのか分からない事件がいくつか起こり、それぞれ短編のような感覚で読んでいたら、最後に全て繋がっていたと分かる。楽しめました。

吉永南央「萩を揺らす雨」

「日常の謎」を解くと書いてありましたが、家庭の問題に好奇心旺盛で行動力のあるおばあちゃんが首を突っ込む、というお話でした。高齢化社会の問題を描きつつも、どこかほっこりするお話でした。

谷瑞恵「異人館画廊 盗まれた絵と謎を読む少女」

やはりこの作家の描く人は思い込みが激しくついていけないところがあります。ですが、図像学という新しいものを知ることができました。新しいことを知ることができる。それが読書の醍醐味だと思います。

わかぎゑふ「大阪弁の秘密」

朝ドラ「あさが来た」の再放送を見ているので、大阪の商人が使う言葉が解説されていて興味深く読みました。

河野裕「つれづれ、北野坂探偵舎 ゴーストフィクション」

シリーズ3作目。1作目を読んだときは珍しい設定に興味を持ちつつ読みましたが、3作目となると、マンネリを感じました。