2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧
読んだことのある作品もありましたが、どれもまさに「粒ぞろい」の短編集ですべて楽しみました。
あれだけの人がいる東京駅でも、こんなに特殊な事情を抱えた人が集まることはないだろう、と思いました。
いつか読まなきゃと思って読んでいなかったYの悲劇の真相が分かってしまったのは残念ですが、テンポ良く読み進められたので、止めることはできませんでした。
著者自身の話ではなく、著者の周囲の人のプライベートな話まで載っており、人の噂話をしている時のような居心地の悪さを感じます。
昔茶道を少しだけやっていた時は、全く何も考えずに何となくやっていたなと思います。いろいろなことに気がつくには長く続けないといけないのか、と思います。また茶道がやりたくなりました。