読書と旅行

読書と旅行が趣味です。読んだ本の記録と、旅行記を載せていきたいと思います。

2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

加納朋子「掌の中の小鳥」

日常の謎系の話は、無理やり謎を起こしているような作品もある中、この本は自然に話の中に入っていけました。

柴田よしき「ゆび」

最初に読んだこの作者の作品がコージーミステリ系の作品だったため、その印象がすごく強いのですが、同じ作者が書いたとは思えないくらい全然ジャンルの違うホラー作品でした。本当に幅広い作品を持つ方です。

東川篤哉「もう誘拐なんてしない」

文体や設定からコメディ要素が強いのかと思いましたが、いろいろな要素が交差しており、意外に本格的でした。

松尾由美「安楽椅子探偵アーチー」

都合が良く謎の出来事が起きすぎるような気もしますが、正真正銘の安楽椅子探偵という設定はおもしろかったです。

さくらももこ「たいのおかしら」

「私もいつかいなくなる。あと五十年後かもしれないし、もっと早いかもしれない。」との記載がありましたが、これを書いていた時点では、こんなに早く亡くなるとは思ってもいなかったのではないか、と思いを馳せました。

歌野晶午「動く家の殺人」

こういうことであろう、と検討をつけたトリックの通りに事件が説明されていき、やはりそうかと思っていたところで、事件の様相がガラリと変わり、意外な結末が待っていました。