2020-04-03 綾辻行人「殺人鬼 覚醒篇」 読書 綾辻行人さんが、ホラー小説を書くことは別の本で認識していましたが、この本は想像のさらに上をいく内容でした。血みどろの描写は本格ミステリでもあり、それにはトリックなどの意味があるものですが、この本では描写も執拗でしかもそのようにする必然性がなく、途中から読んでいて辛くなりました。最後の仕掛けにはハッとさせられ、その仕掛けが前半にどのように表現されているのか気にはなりますが、もう一回読み返す気にはあまりなれません。続編も手元にありますが、すぐには読めないです。